ビタミンC

分類:ビタミン

活性酸素と闘って、体の酸化・老化を防いでくれる。

概要

 ビタミンCは水溶性ビタミンの一つで、口、胃、小腸の粘膜から吸収されます。熱、光、酸に敏感で、加熱、紫外線、長期間の保存によって完全に破壊されるので、ビタミンCが多い食べ物は調理や保存法に工夫が必要です。 悪名高い酸化物質(フリーラジカル)はとても不安定な性質で、いつもパートナーとなる相手をさがしています。ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂肪なども安定して働くためにパートナーが必要ですが、フリーラジカルのさがし方はとても強引。そのうえ、相手を自分と同じようにフリーラジカル化するので、どんどんフリーラジカルがふえていきます。この酸化の連鎖を食い止める強力なパワーを持っているのがビタミンC。ビタミンCの分子1個でフリーラジカル2個を無害化できます。最大限に力を発揮するには、ビタミンA・Eとの連携が必要です。
 実はストレスとフリーラジカルは切っても切れない関係。ストレス社会に活きる現代人には、一般にいわれている以上にビタミンCをとらなければならないといえるでしょう。
 肌の弾力や、うるおいを保つコラーゲン、関節のクッションとなる軟骨などを作り出す働きもあり、不足すると肌トラブルや関節痛が起こりやすくなります。
 ビタミンCは役割を終えると尿として排泄されていきますが、一部はリサイクルされます。リサイクルを促すのはバイオフラボノイド(ビタミンP)。かんきつ類などに含まれるケルセチン、プロポリスや柿の葉茶に含まれるケンフェノールなどがその代表です。サプリメントを選ぶ際には、これらの成分が含まれた複合タイプを選ぶようにしましょう。

働き(と摂取量)

@フラージカル(酸化物質)を無毒化する。
A免疫力を向上させ、細菌感染やがんを予防する。
B老化の進行を抑える。
Cコレステロールの合成を抑える。
D丈夫な骨と歯を作る。
E関節炎の痛みを軽減する。
F鉄の吸収を促進して赤血球の産生を促す。

不足するとなりやすい症状

不足すると免疫力が低下して、かぜをひきやすくなったり傷の治りがおそくなるほか、肌荒れなども起こりやすくなります。その他次の症状があらわれやすくなります。
●皮膚・・・歯ぐきからの出血、鼻血
●骨・・・関節痛
●全身・・・貧血、傷の治りがおそい、心臓発作

とりすぎるとなりやすい症状

1日に1回あたり5000mgまでは安全とされていますが、肝臓の機能が低下しているときや、肝臓病にかかったことのある人は専門家に相談したほうがいいでしょう。1日あたり5000mg以上を長期間とると、次のような症状があらわれることがあります。
○下痢 ○吐きけ ○顔が赤くなる ○頭痛 ○尿量がふえる

1日の必要量

成人男女100mg、妊産婦110mg

【ビタミンCの最適量設定の目安】
初めに、500mg(朝夕食後の2回に250mgづつわけて)のビタミンCからスタートし、3日間飲み続けても下痢や腹痛が無い場合には、1,000mg(朝夕食後の2回に500mgづつわけてまで増量し再び3日間継続して飲んでください。この要領で3日おきに500mgを増量させます。上限は最大で5,000から6,000mgまでとしてください。3日おきに500mgづつ増量して下痢や腹痛がおきた場合にはそのときの量から500mg少なくした量を継続して飲むようにするといいでしょう。
ビタミンCは理論的にはリサイクルが可能なビタミンですので、ビタミンCを有効に使うために、必須脂肪酸とともに摂取することをお勧めします。最適な必須脂肪酸はタラの油またはフラックスオイルがいいでしょう。

目的別・奨励されている使用量(1日)

●ストレスが強いとき・免疫力を高める・・・800〜1000mg
●がん予防・・・1000〜3000mg
●アレルギーやぜんそくのある人・・・1000〜1500mg
●喫煙者・・・800〜1000mg

使用上の注意

1日に1回あたり5000mg(5g)までの摂取では問題ないと言われていますが、ビタミンCの大量服用(メガドース)に際しては注意を要します。
ビタミンCの過剰摂取は結石を誘発すると言われていますが、1993年に発表された研究報告では、ビタミンCと結石形成の明確な因果関係は認められませんでした。
しかし、腎臓機能が低下している場合や腎臓疾患の経験がある場合には、摂取量に注意してください。

吸収を悪くするのは・・・

次の薬と一緒にとると効果が抑制されます。
@アスピリン、睡眠薬(バルビツール系)。
A抗菌剤(サルファ剤)、抗生物質(テトラサイクリン系)。
B経口避妊薬(生理不順でも処方される中用量ピルも同じ)。

こんな人は専門家に相談を!

@血液の抗凝固剤(血液を固まりにくくする薬)や不整脈の薬を処方されている人。
A痛風、腎結石のある人。

メモ

@吸収効率とpHを考えた場合、ビタミンCの最も効果のある形はエステル型ビタミンCである。エステル型ビタミンCは米国のZILA社が特許を持つ素材で、吸収率は一般的なアスコルビン酸カルシウムなどに比べ4倍高いだけでなく、pHが7.0の中性の性質を持っているため、メガドースに見られる腸の酸耐性を気にすることがなく下痢をすることがほとんどない。ただし、残念ながら日本では市販されていない。
AビタミンCを摂る際には、単にアスコルビン酸だけでなく、バイオフラボノイド類とのコンプレックスを飲むことで、アスコルビン酸の体内でのリサイクルが可能となる。
BビタミンCを飲む際には、アスコルビン酸のリサイクルのための電子供給を活発にするため、ミトコンドリアの機能活性を高める必須脂肪酸を併用すると効果的である。
CビタミンCを飲む際には、食後に集中して300mg以上を飲んでもあまり効果は期待できない。体内環境と現代生活環境を考えると24時間何らかのストレス、栄養素不足、化学物質への暴露によって、約60兆個の細胞は常にフリーラジカルと戦うことを余儀なくされているため、100−300mgのビタミンCを3−4時間おきに飲むことで体内のビタミンCを維持することを考える。ただし、キャンディーやアメのようなタイプのビタミンC(エステル型でない場合)は口腔内の酸性を維持させることで歯のエナメル質へのダメージおよびアマルガムを充填している場合には水銀の蒸発を促進するので避ける。

【自分にあったビタミンCの最適量を知るために】
初めに、500mg(朝夕食後の2回に250mgづつわけて)のビタミンCからスタートし、3日間飲み続けても下痢や腹痛が無い場合には、1,000mg(朝夕食後の2回に500mgづつわけて)まで増量し再び3日間継続して飲む。この要領で3日おきに500mgを増量させ、上限は最大で5,000から6,000mgまでとする。3日おきに500mgづつ増量して下痢や腹痛がおきた場合にはそのときの量から500mg少なくした量を継続して飲むようにする。