リコピン

分類:ポリフェロール

トマトに多く含まれる色素成分。子宮筋腫、乳がんなどの予防に

概要

 植物由来のカロテノイド(色素成分)はおよそ600種類あり、リコピンもその一つ。赤、黄色、オレンジの色素をもった脂溶性色素成分で、強い抗酸化作用をもち、抗老化作用が期待できるほか、子宮筋腫や乳がんの予防効果も報告されています。リコピンは人間の体内にもあり、男性の前立腺に最も多く存在しますが、加齢とともに少なくなっていきます。40歳以上の男性で、リコピンを継続的に摂取することで前立腺肥大のリスクが35%抑制される、また前立腺がんを予防するなどの研究が報告されています。
 リコピンは主に生のトマトのほか、ケチャップ、トマトジュースなどのトマト加工食品にも含まれますが、実は加工食品の方が生のトマトに比べ、含有量が多いことがわかっています。食品だけでは足りないと感じたら、ぜひサプリメントで補給を。β−カロテンをあわせて飲むことで、リコピンの吸収と代謝が促進します。

働き(と摂取量)

●子宮筋腫の予防・・・5〜10mg/日
●乳がんの予防・・・5〜10mg/日
●前立腺肥大の予防・・・5〜10mg(ノコギリヤシ80〜120mg/日とともに)
●前立腺がんの抑制作用・・・5〜10mg/日
●コレステロール抑制作用・・・5〜10mg/日
●抗酸化作用・・・5〜10mg/日

不足するとなりやすい症状

なし

とりすぎるとなりやすい症状

上記以上の量をとりすぎると、便秘、けいれん、吐きけなどの症状が出る場合があります。

1日の必要量

なし

目的別・奨励されている使用量(1日)

@前立腺がん抑制作用・・・40−60mg/日
Aコレステロール抑制・・・30−40mg/日
B抗酸化作用・・・30−40mg/日

使用上の注意

リンゴやジャムなどに含まれるペクチンは、リコピンの吸収を阻害します。

吸収を悪くするのは・・・

使用上の注意に同じ

こんな人は専門家に相談を!

高脂血症改善薬(コレステロール抑制剤)を処方されている人。高脂血症改善薬は、リコピンの吸収を阻害します。