コラーゲン
分類:機能性成分分子量200〜300の低分子なら塗っても吸収される
概要
17種類のアミノ酸からできているコラーゲンには、皮膚や骨・筋肉などにある1型コラーゲンと、軟骨や目に多く含まれる2型コラーゲンがあります。特に軟骨にある2型コラーゲンは、軟骨組織を作り、関節のクッションの役割を果たすたいせつなもの。加齢やはげしい運動により減少すると、関節痛の要因にもなってしまいます。体内で作ることができる物質ですが、30才以上になると徐々に量が減少していきます。体内合成にはビタミンCが欠かせないので、ビタミンCが不足しているとコラーゲンの減少も進みます。
働き(と摂取量)
●肌の保湿(クリームや化粧水として。ただし皮膚の上皮部分だけへの効果と考えたほうがよい)
●リウマチの改善・・・2型コラーゲン0.5〜1g/日
●関節痛の緩和・・・2型コラーゲン0.5〜1g/日
不足するとなりやすい症状
軟骨形成障害 リウマチ 関節炎
とりすぎるとなりやすい症状
中高年の人が経口サプリメントで掲載推奨摂取量以上にとりすぎると、体内で合成する働きが弱まる場合があります。
1日の必要量
なし
目的別・奨励されている使用量(1日)
@ 皮膚の保湿:クリームや化粧水として(ただし皮膚上皮部分だけと考えるべき)
A リウマチの改善:U型コラーゲンとして0.5−1g/日
B 関節痛の緩和:U型コラーゲンとしてとして0.5−1g/日
使用上の注意
○素材となる動物、植物をよく確認し、その素材に対してアレルギーのある人は使用に注意。
吸収を悪くするのは・・・
紫外線(コラーゲン分解酵素コラゲナーゼの生成を促進)
メモ
低分子化処理されたものがおすすめ・・・「お肌に浸透して皮膚のしわを改善します」といったキャッチコピーで宣伝されているコラーゲン入り化粧品を良く見かけます。でも、ほんとうでしょうか?コラーゲンの分子量は大きく、人間の皮膚に浸透するためには必要な大きさを1とすると約600倍もあります。自動車をストローの穴に入れるようなもので、これでは皮膚の中に浸透するのはとても無理。一時的な保湿効果があるかもしれませんが、シワや老化を根本から抑えるのはむずかしいと考えたほうがいいでしょう。また、化粧品の商品説明などで「コラーゲンが少なくなると肌が乾燥しシワがふえます」と書かれているものもあります。これもまちがいです。シワや乾燥肌の主な原因は、紫外線、喫煙、栄養不足、加齢などによるもの。コラーゲンを補っても、根本的な改善にはなりません。さらに、シワ対策として皮下細胞に直接コラーゲンを注射する方法も問題がないわけではありません。分子の大きさが違うということだけでなく、牛や鶏などの人間以外の動物から抽出したものであることを考え合わせると、あまりおすすめできる方法ではありません。最近は分子量が200〜300まで低分子化処理されたものが出ていますが、それなら外皮、真皮、さらに皮膚細胞への浸透も可能になるでしょう。